アーリーバード


昼休み、何気に父の名前を検索したら、こんなものがヒットしてビックリ。
父がテレビ局に勤めていた時代に書いたリポートです。

ネットってすごいというか何というか。。。。
その昔、父が勤務していたテレビ局は年末年始になると「いく年、くる年」という特番を組み、「アーリーバード」というユーロの衛星を使って、当時としては珍しくも世界の主要都市を結んでの同時生中継を放映していました。

この父のリポートに出てくる「アーリーバード」という名前で
「あ〜、「いく年、くる年」のリポートなのね、、、」
と判りました。
あの頃、お正月明けに海外から帰ってきた父は楽しそうに
『「アーリーバード」がどうのこうの』
と、小さなわたしに、何かにつけて話しかけてきました。
お話の内容は全く解りませんでしたが、子供ながらに、
「きっと良いお仕事ができて、うれしかったんだろうな」
と思い、何度も同じ話を聞いてあげたものです^^。

あの頃は、年末年始になると海外に行ってしまう父。
父が不在のお正月だけれど、寂しくはありませんでした。
東京の母と姉とわたしの三人で「いく年、くる年」を見ているとき、父も同じ画面を、真剣に見ているのですから。
どうか番組がうまくいきますようにと、父と遠く離れていても、祈るような思いで心をひとつにすることができました。
画面には映っていないけど、いつもそのすぐそばに父もいるんだろうなって思いながら。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1954/21/2/21_2_129/_article/-char/ja/